衣食住について②

2020年3月に『衣食住について①』と題して書いたものの、その続きが一切なかったので、②を書こうと思う。 人間を45年以上もやっていると、さまざまなこだわりができませんか? さらに物欲雑誌で成長した僕は、悲しいかな一定のモノに執着する。ないこ…

九州旅行⑤日目(最終日) 福岡

信者はもれなく参拝 福岡といえばガンダム? 細部が思い出せなくなるので、旅行記を書くならなるべく旅行から時間を空けない方が良いに決まっているのだけど、前回で力が尽きてしまった。たしか最終日は午後2時の飛行機で、午前中はららぽーと福岡の実物大…

九州旅行④日目(弐)長崎→佐賀→福岡

本来の長崎観光へ 軍艦島に上陸した後、常盤港に戻ってくると午後1時を過ぎていた。長崎で一般的に有名な見学地といえば、マニア向けの軍艦島ではなく、キリシタンや出島や被爆地の関連施設だろう。歴史に興味ある人なら常識かもしれないが、坂本龍馬の亀山…

九州の旅④日目(壱)・長崎・端島

端島(軍艦島)へ 釧路コールマインの採炭現場まで足を運んだ炭坑好き、金属鉱山好きとしては、端島や池島は外せない場所だ。15年前に九州を回ったときに、もちろん端島にも行きたかったが、日程などの理由で長崎までは足を伸ばせなかった。しかし、行けない…

九州の旅③日目(参)・長崎

5・長崎県 午後4時40分に熊本港を出向したオーシャンアローは、30分後の午後5時10分に長崎県の島原港に到着した。島原は歴史的には隠れキリシタンの地として有名だが、1990年に噴火した雲仙岳の被災地として記憶に新しい。港から車で15分ほどの「定点」と呼…

九州旅行③日目(弐)熊本県水俣市

・四大公害病 小学校の社会科で習う、四大公害病。水俣病、阿賀野川水銀中毒(新潟水俣病)、四日市ぜんそく、イタイイタイ病の4つは、誰もが知っている。このほかに公害認定されていない北九州市のカネミ油症事件などもあるが、共通点は様々な理由で、企業…

九州の旅③日目(壱)・鹿児島→熊本→長崎

○霧島神宮→道の駅霧島→伊佐市 すっかり撮るのを忘れたが、霧島観光ホテルの朝食バイキングも充実していた。さつま揚げのさつまは薩摩のことだと今さらながら思い出し、とりめしではない鶏飯(けいはん)を初めて知る。鶏飯は、ご飯の上に、鶏肉のささみや錦…

九州の旅②日目・熊本→宮崎→鹿児島

2・熊本県つづき 宿はサクラマチクマモトという中心市街地再開発の複合施設内にあり、熊本城まで徒歩10分ほどの好位置だった。でもタイトスケジュールで時間に余裕がないので、午前8時半ごろチェックアウトし、レンタカーで好評の二の丸駐車場へ向かう。の…

九州の旅①日目・北海道→福岡→熊本

15年ぶり(ぐらい)の九州 コロナがそれほど騒がれなくなったし、全国旅行支援もスタートするので、僕ら夫婦にも久しぶりに旅行熱がわいてきた。そして紆余曲折の末、飛行機で九州へ行くことになった。奥さんは仕事で忙しいので、僕が計画を立てる。九州は…

MacBook Pro Late2011 in 2022 光るリンゴ I love the Lighted Apple Logo 備忘録

光るリンゴマークが好きな方は多いと思う。実家に数年沈黙していた2011年式のリンゴが光るマックブックプロ(Late 2011、15インチ)があって、もったいないので復活させることにした。ユニボディのデザインや造り込みはいま見ても秀逸。重いけど。別にゲーム…

2022年の好きなもの

本年もよろしくお願い申し上げます。スキーを再開して5年目。去年の暮れは回数券を買って、5回リフトに乗った。今年はあと3回はゲレンデに行きたいと思う。それにしてもカービングはターンがしやすくて自分が上達したと錯覚する。困ったものだ。 さて、ク…

2021年の個人的自動車考とその実践

40を過ぎると月日があっという間に過ぎる、というようなことを誰かが言っていたが、まさにその通り。確か前回ブログを更新したのは半年ぐらい前かな、と思っていたら、去年の3月だった。半年どころか1年半以上前だったということに、ひとまず愕然とした…

2020年の個人的自動車考

先日、近所にできたスバルのディーラーへ行った。建物はガラス張りで、床はおよそ50センチ角の輝くタイルが敷かれている。内装は明るい木目と白を基調としていて、清潔感にあふれていた。でもそこには、R32型の日産スカイラインGT-Rが復活した1989…

衣食住について①

”あるだけの知恵をふりしぼり、あるだけのつてをたどり、あるだけの体験と情熱を注ぎこんでやっと出発点に立てるくらいのものなのだ、家づくりというのは。 そして、不思議なことにそれができるという男はまことにもって少ないのである。 うさぎ小屋とまで呼…

39歳のライダーのこと

ここ数日、39歳の男性のことをずっと考えている。彼は会社員で、国産のスーパーバイクに乗っていた。排気量は軽自動車の約2倍。静止状態から時速100キロメートルまで加速するのにたった2・6秒、最高速度300キロ以上に達する世界最速のオートバイ…

魅力的な瑞芳のまち

雨の台北3日目 前回の文章を読んで、九份の印象をほとんど書いていなかったことに気づいた。でも思い返すと、ほぼ夜に到着⇒雨の中えんえんと階段を上る⇒人ごみに紛れる⇒周りは日本人ばかり⇒阿妹茶樓にたどり着けない⇒あきらめて帰る⇒最悪のタクシー事情、な…

新北市瑞芳区

台北駅から九份は距離にして約40キロ。移動手段としては、バスとかタクシーとか列車とか、いろいろある。でも、移動時間をあまりかけたくなかったのと、大金使うのがバカバカしいので、僕たちは台湾の国鉄、台湾鉄路で九份近くの瑞芳(ルイファン)駅へ向…

雨の台北から雨の九份へ

2日目の宿は、日本人旅行者が必ず行くという、台北の隣、新北市にある九份にした。厳密にいうと、九份から少し離れた瑞芳というところ。九份はかつて鉱山として栄え、トニーレオンが出演した「非情城市」のロケ地として有名だ。ジブリの「千と千尋の神隠し…

台湾と民主主義

【台湾旅行2日目】 台北はきょうも雨 台湾初の朝食 台北2日目。チョーホテルのレセプションカウンター2階にあるフリースペースには、食べ放題のカップラーメンが積まれている。でもここは台湾。おいしく安い料理がそこら中にあるわけで、食べない手はない…

地方自治、ならぬ、台湾は民主主義の学校だった

誰でもそうだろうけど、一度日本を飛び出すと、海外へ行くハードルが一気に下がる。言葉が通じなければどうしよう、などという心配は初めだけ。通じなくても何とかなることが分かれば、海外旅行も国内旅行も大して変わらず、単純に日程と予算との相談だ。僕…

まさかの香港入国

ロンドンの風景を1つ1つ目に焼き付けながら、というかスマホで窓の外を撮りながら、テムズリンクでガトウィック空港へ向かう。どこでも集合煙筒を持つ長屋が見える。英国はつくづく長屋の好きな国だと思う。郊外の駅のホームにはアートっぽくない即物的な…

【2017年3月28日後編】

宿に帰ると、釧路の飲み仲間、ジョーから連絡がきていた。おすすめのパブを選んでもらっていたのだ。 (外観撮り忘れたため、Google Streetviewより) ノッティングヒル・ゲート駅から、ケンジントンチャーチ・ストリートを5分ぐらい南に歩くと、右手に見え…

【2017年3月28日前編】

仕事がばたばたして更新が遅れてしまいました。6月3日夜、ロンドン橋でバンが歩行者に突っ込み、近くのバラマーケットにあるレストランでは客が男に刺された。 事件後、少なくとも20人の負傷者がロンドンの6つの病院に運び込まれているという。 https:/…

【2017年3月27日後編】

欧州最大級の文化施設、ロンドンのシティにあるバービカン・センターのアートギャラリーでは、6月25日まで、"The Japanese House: Architecture and Life after 1945"が開かれている。戦後の日本の建築家と住宅をテーマにした展示で、エントランスには大…

【2017年3月27日中編】

【Barbican Estate】 ガーキンを見物した後、アルドゲイト駅から地下鉄のサークルラインに乗り、バービカン駅へ。 第二次世界大戦の1940年、ドイツ軍に爆撃された焼野原を再開発した、都心回帰のモデルケース、バービカンエステートとセンター、そこで開…

【2017年3月27日前編】

【ホームズとビートルズ】 朝早く宿を出て、歩いて5分のリージェンツ・パークに向かう。一瞬北海道大学の構内かと思わせる英国庭園を眺めながら、アウターサークル、インナーサークルを回り、ベイカー街へ。 シャーロック・ホームズが住んでいる設定になっ…

【2017年3月26日】

【機内で入国カードを書く】 旅行のバイブル「地球の歩き方・ロンドン」(ダイヤモンド・ビッグ社) を見ると、後ろの方にイギリスの入国審査や入国カードの書き方が書いてある。緊張の審査は後回しにするとして、機内で渡される入国カード(Landing Card)…

【2017年3月25日】

妻の実家から新千歳空港へ車で移動する。空港に近い駐車場は旅行代理店と提携していて、一泊400円と格安だった。国際線ロビーに初めて入り、円をポンドに交換する。でも手数料でかなり引かれてしまった。2017年3月末のレートで、1ポンドは約140…

【旅が始まる】

6月になると、NHKの衛星放送で全英オープンテニス、ウインブルドンのテレビ放送が始まる。中学生の僕はそれをワクワクしながら見ていた。初夏の強い日差し、青い芝生に白いユニフォーム。素晴らしいプレーには観客から拍手が沸き起こる。うるさい観客に…

cannondale HANDMADE IN USA

キャノンデールというアメリカの自転車メーカーが、かつてあった。アルミニウム製フレームの先駆者で、“Hand Made in USA”にこだわりを持って、ペンシルベニア州ベッドフォードの工場で面白い自転車を作っていた。メーカーの説明は、ウィキペディアに詳しい…