九州旅行⑤日目(最終日) 福岡

信者はもれなく参拝

福岡といえばガンダム

細部が思い出せなくなるので、旅行記を書くならなるべく旅行から時間を空けない方が良いに決まっているのだけど、前回で力が尽きてしまった。たしか最終日は午後2時の飛行機で、午前中はららぽーと福岡の実物大(架空)ν(ニュー)ガンダムを拝みに行ったのだった。念のため説明するとνガンダムは1988年公開の映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」の主役機で、当時小学生の僕は弟と友人兄弟とそのお母上とで映画館へ観に行ったけど、難しくてTM NETWORKのエンディングテーマ以外、全然中身が理解できなかった記憶がある。

 

あの映画では、(閃光の)ハサウェイ・ノアのガールフレンド、クェス・パラヤがインドで修行したと主張する割には終始身勝手なまま退場していったので、あれ以来、インドで修行したり人生観が変わったなどとのたまう人物は、基本的に信用しないことにしている。実際、中学3年の時の担任とか、子どもを自宅の庭に埋めた父親とか、ろくな人間がいない。νガンダムはそんな(どんな?)記念碑的なガンダムといえるので、信者としては福岡へ行く以上は参拝すべきだろう。付き合わされる奥さんには悪いけど。ららぽーと福岡はJR博多駅から割と離れているので、博多駅のバスターミナルから西鉄バスの直行便に乗った。ちなみにバスでららぽーとのターミナルに着くと、ガンダムは背中しか見えない。

バスで行くとまずはお背中

前に回って「おおお」、と一瞬思うけど、これまで写真で散々見てきたからか、それ以降の感動が薄い。歳を取るとなかなか現実が想像を超えてこないので困ったものだ。劇中のνガンダムはフィンファンネルを背負っているのが特徴だが、実物大で再現すると空気抵抗が大きく風に煽られて簡単に倒壊するのは素人でも分かる。なので福岡ガンダムはフィンファンネルの代わりにロングレンジフィンファンネルという名前のつっかえ棒が背中に付いていた。これなら両足と3本で基礎に固定できるので安定するわけだ。結局参拝時間は2分ほど。3枚写真を撮って、ららぽーと内にあるガンプラオタク向けのバンダイ直営店へ行く。奥さんにお願いし、1人1つ限定のロングレンジフィンファンネルが付いたガンプラを2つ購入する。1つは転売・・・ではなく弟へのお土産(代理購入)だ。

 

4泊5日、レンタカー移動距離約1000キロの九州弾丸ツアーだったが、当初予定していた熊本県ハンセン病国立療養所菊池恵楓園と西南戦争激戦地の田原坂再訪は叶わなかったので、また次回の目的地としたい。

旅行後2ヶ月かけて全塗装し完成した福岡土産のRG RX-93ff νガンダム