GHOST

tranthought2005-06-01


おばけが出てくる怖い話が大好きだ。
夏だけでなく、年中テレビでやってほしいぐらい。
はい、そこ、引かないでください。


小学生の時は1人で近所の本屋に通って、コロタン文庫の心霊体験や
心霊写真ものを片っ端から立ち読みしていた。そうとう変な小学生だ。
家には水木しげるの妖怪大百科があって、それを繰り返し読むものだ
から「ぬらりひょん」とか「ダイダラボッチ」とか「ジャック・アラ
ンターン」とか「サルガッソー」とか「百鬼夜行」とかが、僕の頭の
中では常識になっていた。

柳田國男の『遠野物語』もおばけ関係は繰り返し読んでいる。第22話
の婆ちゃん登場シーンが最高である。

これらが僕の人格形成に大きな影響を与えたことは言うまでもない。


なぜこんなに惹かれるのか。おばけが怖くないというわけではない。
ただ、想像の範囲で解決できない、未知ものに対する好奇心の方が
恐怖心に勝ってしまうのだろう。


でも残念ながら、僕は実際におばけを見たことがなかった。
その日が来るまでは。