海洋堂展が札幌芸術の森で開かれる

tranthought2005-10-25


どういうことでしょう。海洋堂の宮脇専務はテレビブロスで連載コラムを書いているし、村上隆の作品が50万ドルで落札されたり、チョコエッグがブームになるなど、オタク文化がメジャー化したのはわかりますが、よりによって海洋堂http://www.kaiyodoten.com/があの「ゲイモリ」で開かれるなんて。


1998年、1人でちっとも始まっていない紅葉を高尾山に見に行って以来、紅葉狩りが年中行事となっている僕は、その日支笏湖へと車を走らせていた。え?夕張にも行ったでしょって?やっぱり紅葉狩りは紅葉がしっかり始まってないと。結論から言えばこの日も今一でしたが。

目的地は支笏湖ではなく、千歳川沿いにある王子製紙千歳川第一発電所と千歳渓谷。千歳渓谷は知る人ぞ知る紅葉の穴場的スポットであり、発電所は北海道遺産の選定候補にもなっているレンガ造りの歴史ある現役の建造物です。


札幌市内から支笏湖へ行くには芸術の森の横を通らなければなりません。それで見ちゃったんですね、海洋堂の文字を。中学生の頃海洋堂の出すパトレイバーに魅せられていた僕はしっかり支笏湖帰りにゲイモリに吸い寄せられてきました。


しかし、ガレージキットを見るのにお金を取るなんてと少し違和感を抱きながらも900円を払って入り口を見ると、美少女フィギュアが飾られ、その前で記念撮影している人々がいました。客層が、客層が・・・。ちょっと秋葉原を思い出しましたよ。同時に開催されていたバウハウス展とかぶらない客に囲まれ、後悔しつつも展示室に入りました。


中は模型店から出発した海洋堂の歴史と商品の数々。タイムスリップグリコチョコエッグといったいわゆる食玩、過去に発売されたガレージキットが大量に展示されていました。特に感動したのは動物フィギュア造型家松村しのぶさんの動物デッサン。すごいです。